ＩＰアドレス
データを送受信するために必要な受信元、送信元のいわば住所の事をＩＰアドレス（Ｉｎｔｅｒｎｅｔ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ Ａｄｄｒｅｓｓ）と言います。
もっと正確に言うと、世界中で通用するインターネット上のアドレスなので、グローバルＩＰアドレスと言います。 世界中で利用されているインターネットですが、同じ住所がいくつもあったのでは正確なデータの送受信はできません。一つとして同じＩＰアドレスは存在することはありません。
現在使用されているＩＰアドレスは、10進数を4つ並べた数字の組み合わせですが、当然組み合わせには限りがあります。 桁数が決まっている郵便番号や電話番号が、無限に作ることができないのと同様の理屈ですね。
企業内部でのネットワーク（イントラネットと呼びます）では、常に同じアドレスです。無限に増えていくわけではありませんし、企業内では全体のネットワークを常に管理下に置けるため、接続するたびにアドレスを変える必要がありません。
しかし、インターネットは世界中の人々が利用しています。 そして、今後さらに世界中で利用者が増えていきます。ＩＰアドレスが足りなくなることは目に見えて明らかです。 この状態を防ぐために使われているのがＤＨＣＰという技術です。インターネットに接続する際に使用されていないアドレスを探知し、自動で決めてくれています。 つまり一度パソコンの電源を落とし、新たに起動させた際にはＩＰアドレスが異なっているのです。
固定ＩＰサービスの登場
現在、外部からパソコンにアクセスするニーズが増えてきました。 例えば外出先から自宅の様子を確認する、出張先で自分のパソコンに保存してあるデータにアクセスするなどです。 これに対応するため、新たなサービスが生まれました。
固定ＩＰサービスは、普通のＩＰアドレスのように接続するごとにＩＰアドレスが変わるのではなく、ＩＰアドレスを変えない状態を保つ、つまり固定されたアドレスを利用できるサービスです。
ＶＰＮと呼ばれるネットワーク接続を構築することによって、インターネットを利用しながらあたかもＬＡＮを利用しているかのように、外部から常時変わることがないＩＰアドレスに、アクセス先を過たずに利用することができるということです。
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各プロバイダーのサービス
固定ＩＰサービスに関しても各プロバイダーが充実を図っています。ＯＣＮですと、「フレッツ光ネクスト」プランや「ＯＣＮ ＡＤＳＬアクセス」というプラン名によって提供され、サービスエリアの広さや、万一の時のサポート体制などが優れているようです。
また、その他にも初期費用の優遇やプレゼントなどのサービスを打ち出しているプロバイダーもあります。